マーケターのための Claude Code 入門 — 非エンジニアでも 30 分で始める
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「Claude Code はエンジニア向けのツール」という印象を持っているマーケターは多いはずです。実際は逆で、CSV の集計、月次レポートの下書き、LP の文言修正といった「ファイルになっている定型業務」を抱えるマーケターほど、恩恵の大きいツールです。
私たち humbulls も、ブログ記事の制作から HubSpot の運用データ整理まで、マーケティング業務の大半を Claude Code の上で回しています。エンジニア経験がなくても、指示はすべて日本語で済みます。
この記事では、ターミナルに一度も触ったことがない前提で、契約・インストールから最初のマーケ業務 5 タスクまで、Claude Code の使い方を 30 分で始める手順で解説します。持ち帰り資産として、マーケター向けの CLAUDE.md 雛形もそのまま配布します。
1. Claude Code とは — チャット AI との違いは「手」があること
Claude Code は、質問に答えるだけでなく、ファイルを読み書きして作業を実行する AI です。 チャット AI との最大の違いは、コピペの往復が消えること。 「ファイルになっている業務」をフォルダごと渡せます。
Anthropic の公式ドキュメントでは、Claude Code は「ファイルを読み、編集し、コマンドを実行するエージェント型のツール」と定義されています。もともと開発者向けに設計されたものですが、扱える対象は「コード」に限りません。CSV、Markdown のメモ、LP の HTML、CRM からエクスポートしたデータ。フォルダに入っているファイルなら、何でも作業対象になります。
チャット版の ChatGPT や Claude でも、CSV を貼り付ければ集計はできます。ただ実務では、データを貼る、結果をコピーする、Excel に戻す、また貼る、という往復が発生します。行数が多いと貼り付け自体が途中で切れますし、「さっき渡したファイルの続きから」という指示も通りません。毎回ゼロからのやり直しです。
Claude Code はフォルダの中で動くので、この往復がなくなります。「exports フォルダの CSV を月別に集計して、結果を summary.md に保存して」と日本語で指示すれば、読み込みから集計、保存までが 1 回で終わります。ファイルは手元に残るので、翌月は「先月と同じ形式で」の一言で再現できます。

ただし、万能ではありません。キャッチコピーの壁打ちや戦略の相談は、チャット版でも十分です。Claude Code が強いのは「ファイル × 定型 × 繰り返し」が重なる業務。だから最初の仕事は、自分の業務のどれがそこに当てはまるかの仕分けです。
🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー
プロンプト ID: ccfm-01 目的: 自分の週次業務から Claude Code に向くタスクを仕分ける 所要時間: 10 分 ツール: Claude / ChatGPT (チャット版で OK。導入前の棚卸しに使う)
プロンプト:
以下は私の 1 週間のマーケティング業務の一覧です。
それぞれを「ファイル操作型 AI (ローカルのCSV/HTML/テキストを読み書きできるAI) に任せやすい順」に並べ替えてください。
業務一覧:
(例: 展示会リードの名寄せ、月次レポート作成、メルマガ執筆、LP修正依頼、広告数値の週次集計、営業への引き継ぎ表更新 …自分の業務を箇条書きで貼る)
判定基準:
1. 入力と出力がファイル (CSV/Excel/HTML/テキスト) になっているか
2. 手順が毎回ほぼ同じか (定型度)
3. 月1回以上繰り返すか
4. 間違えたときのリスクの大きさ (顧客に直接届くものは減点)
出力形式:
| 業務 | 定型度(高/中/低) | 頻度 | リスク | 任せやすさ順位 | 最初の指示文の例 |
条件:
- 上位3件には「最初に渡すファイル」と「期待する出力ファイル」も書いてください。
- 判断に迷うものは「要検討」と明記してください。
運用 Tips: - 上位 3 件が 3 章の「最初の 5 タスク」のどれかに近ければ、そのまま試す題材にします。 - リスク軸を外すと「顧客送信メールの自動化」のような危ないタスクが上位に来がちです。軸は削らないでください。
2. 導入は 3 ステップ — 契約・インストール・ログインで合計 15 分
必要なのは、Claude の有料プランと、コマンドを 1 行実行する勇気だけです。 ターミナルは「文字で操作する画面」というだけで、触って壊れるものではありません。 つまずきやすい箇所も先回りで押さえます。
公式の前提条件は 2 つです。ターミナル (Mac に最初から入っています) と、Claude の有料プラン。料金は Pro プランが月払い $20/月、年払いなら $17/月で、このプランに Claude Code の利用が含まれます (Anthropic 公式料金ページ、2026-07 時点)。無料プランでは使えません。ヘビーに使う場合は上位の Max プラン ($100/月〜) がありますが、最初は Pro で十分です。
従来この種のツールは「Node.js を入れて、パスを通して…」という環境構築が非エンジニアの壁でした。現在は公式のインストーラが 1 行で済むようになっています。手順は 3 ステップです。
まず claude.com で Pro プランを契約します (5 分)。次にターミナルを開きます。Mac なら Launchpad で「ターミナル」と検索、Windows なら「PowerShell」を検索して起動し、次の 1 行を貼り付けて Enter を押します (5 分)。
# Mac の場合
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
# Windows (PowerShell) の場合
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
最後に、ターミナルで claude と打って Enter。初回はブラウザが開くので、契約したアカウントでログインすれば完了です (5 分)。ここまで合計 15 分。残りの 15 分は、次章の最初のタスクに使います。

どうしてもターミナルに抵抗がある場合は、公式のデスクトップアプリ版 (Mac / Windows) もあります。ただ、humbulls ではターミナル版から始めることを勧めています。画面がシンプルで、この記事のようなガイドの手順とずれないからです。
つまずきポイントは 2 つ。会社支給 PC のセキュリティ制限でインストールがブロックされるケース (情シスに確認が必要です) と、Windows で PowerShell とコマンドプロンプトを取り違えるケースです。エラーが出たら、エラーメッセージをそのままチャット版の Claude に貼り付けて「どうすればいいか」を聞くのが最短です。
🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー
プロンプト ID: ccfm-02 目的: 初回起動後の 10 分で、Claude Code の動きを安全に体感する 所要時間: 10 分 ツール: Claude Code
プロンプト (起動後、この順で 1 行ずつ試す):
このフォルダに何のファイルがあるか、一覧にして説明してください。
test.md というファイルを作って、「Claude Code 導入メモ」というタイトルと今日の日付を書き込んでください。
いま作った test.md に、私が今後このフォルダでやりたい業務を箇条書きで追記したいです。何を書けばいいか質問しながら埋めてください。
運用 Tips: - 2 つ目の指示で「ファイル作成の許可を求める確認」が出ます。この確認画面に慣れるのが初日の目的です。 - 読み取り → 作成 → 対話しながら編集、の順で試すと、Claude Code の動作の型が 10 分でつかめます。
3. 最初のマーケ業務 5 タスク — CSV 集計からレポート下書きまで
最初の成功体験は、サンプルではなく「自分の実データ」で作るのが一番です。 マーケターの定番業務から 5 タスクを、渡すものと出てくるものまで整理しました。 どれも 10〜20 分で結果が出ます。
準備はフォルダ 1 つです。デスクトップに marketing-work のような作業フォルダを作り、手元の CSV やテキストのコピーを入れます。ターミナルで cd(フォルダに移動するコマンド) を使い、cd Desktop/marketing-work と打ってから claude で起動すれば、そのフォルダが作業場になります。
最初に試す価値が高いのは、次の 5 タスクです。
| # | タスク | 渡すもの | 出てくるもの |
|---|---|---|---|
| 1 | 展示会リードの名寄せ・集計 | 名刺データの CSV | 重複除去済みリスト + 会社別・役職別の集計表 |
| 2 | 月次レポートの下書き | GA4 / 広告管理画面のエクスポート CSV | サマリー → 数字 → 示唆の順の Markdown |
| 3 | LP の文言修正 | LP の HTML ファイル | 修正済み HTML (変更箇所の説明付き) |
| 4 | 表記ゆれのデータ整形 | 会社名・氏名のリスト | 「株式会社」「(株)」等を統一したクリーニング済み CSV |
| 5 | CRM エクスポートの分析 | HubSpot 等からエクスポートした CSV | リードソース別・業種別の傾向まとめ |
たとえばタスク 1 の名寄せは、従来なら Excel の関数とフィルタで 1 時間かかっていた作業です。Claude Code なら CSV をフォルダに置いて指示文を 1 本貼るだけで、体感 10 分程度に縮みます (humbulls での作業実感値)。タスク 3 の LP 修正も、これまで「文言 1 行の変更を制作会社に依頼して数日待つ」だった往復が、手元のファイルなら数分で確認できます。
ここから先に進むと、集計の「手前」も自動化できます。humbulls では HubSpot と Google Sheets の同期を Apps Script 30 行で組み、1.3 万件のデータを 4 分で同期する仕組みを作りましたが、このスクリプトも Claude Code への日本語の指示だけで書かれています。詳細はHubSpot と Google Sheets を Apps Script で同期する実装記事にまとめています。

注意点がひとつ。最初は 1 指示 1 タスクに絞ってください。「集計して、レポートも書いて、ついでにグラフも」と詰め込むと、途中の判断がブラックボックスになり、結果の検証が難しくなります。また、渡すファイルは常に原本のコピーにします。元データを直接触らせないのは、Excel 時代と同じ基本動作です。
🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー
プロンプト ID: ccfm-03 目的: 展示会リードの CSV を名寄せして、フォロー優先度つきの集計表を作る 所要時間: 15 分 ツール: Claude Code
プロンプト:
このフォルダにある leads.csv は、展示会で獲得した名刺データです。
以下の手順で処理して、結果を新しいファイルに保存してください。
手順:
1. まず leads.csv の列構成と行数を確認して、処理を始める前に私に報告してください。
2. メールアドレスをキーに重複を除去してください (重複時は情報が多い行を残す)。
3. 会社名の表記ゆれを統一してください (「株式会社」「(株)」「㈱」の統一、前後の空白除去)。
4. 重複除去済みデータを leads_clean.csv として保存してください。
5. 会社別の件数、役職を「決裁層 / 現場層 / 不明」に分けた集計を summary.md に保存してください。
条件:
- 元の leads.csv は変更しないでください。
- 判断に迷った行は削除せず、「要確認」列を作ってフラグを立ててください。
- 処理の各ステップで、何件がどう変わったかを報告してください。
運用 Tips: - 手順 1 の「処理前に報告」を必ず入れます。列名の解釈違い (「氏名」と「担当者名」等) はここで直すのが一番安上がりです。 - 「迷ったら削除せずフラグ」の条件を外すと、AI が気を利かせてデータを消すことがあります。名寄せ系の指示には毎回入れてください。
4. CLAUDE.md を置く — フォルダが「自分専属のアシスタント」に変わる
CLAUDE.md は、Claude Code が毎回のセッション開始時に読む指示書です。 自社の前提を一度書いておけば、毎回の指示文が半分の長さで済みます。 マーケター向けの雛形を丸ごと配布します。
Anthropic の公式ドキュメントでは、CLAUDE.md はプロジェクトのルートに置く Markdown ファイルで、セッション開始時に毎回読み込まれると説明されています。エンジニアはここにコーディング規約を書きますが、マーケターが書くべきは自社の前提です。商材、ターゲット、トーン、使っているツール、ファイルの置き場所のルール。
チャット AI では、この前提を毎回貼り直すか、カスタム指示に詰め込むしかありませんでした。CLAUDE.md はフォルダ単位で持てるので、「自社マーケ用」「クライアント A 用」のようにフォルダを分ければ、前提も自動で切り替わります。
以下が humbulls で使っている構成をマーケター向けに一般化した雛形です。作業フォルダに CLAUDE.md という名前で保存すれば、次回の起動から効き始めます。
# マーケティング作業フォルダ
## 会社の前提
- 会社名 / 商材: (例: BtoB 向け○○SaaS、単価は月額 5 万円)
- ターゲット: (例: 従業員 50〜300 名の製造業、情報システム部門)
- 文章のトーン: です・ます調。煽り表現 (「絶対」「100%」等) は使わない
## 使っているツール
- CRM: HubSpot (Starter)
- アクセス解析: GA4
- 広告: Google 広告 / Meta 広告
## このフォルダのルール
- exports/ に元データ (CSV) を置く。元データは編集せず、必ずコピーを作って加工する
- output/ に成果物を保存する
- レポートは Markdown で、サマリー → 数字 → 示唆の順に書く
- 数字には単位 (件 / 円 / %) を必ず付ける
## やってほしくないこと
- ファイルの削除は、実行前に必ず私に確認する
- 顧客の個人情報 (メールアドレス・電話番号) を成果物ファイルに含めない
ただし、書きすぎは禁物です。最初から 100 行を超える CLAUDE.md を書くと、重要なルールがノイズに埋もれます。まずこの雛形程度の 20〜30 行で始めて、実際に「毎回同じ注意をしているな」と気づいたことだけを追記していくのが、実務では一番長持ちします。
🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー
プロンプト ID: ccfm-04 目的: 配布雛形を対話で自社用の CLAUDE.md に仕上げる 所要時間: 15 分 ツール: Claude Code
プロンプト:
このフォルダに CLAUDE.md を作りたいです。以下の雛形をベースにしてください。
(上の雛形をここに貼る)
進め方:
1. 雛形の空欄 (会社の前提・ツール) を埋めるために、私に 1 問ずつ質問してください。
2. 私の回答が曖昧な場合は、選択肢を出して確認してください。
3. 全部埋まったら、完成版を CLAUDE.md として保存する前に全文を見せてください。
条件:
- 質問は合計 8 問以内に収めてください。
- 私が答えられなかった項目は「TODO」と書いて残してください。
運用 Tips: - 一気に書かせず「1 問ずつ質問させる」のがポイントです。自分でも言語化できていない前提 (トーンの基準等) がここで固まります。 - CLAUDE.md は月 1 回見直します。使わなくなったルールを消す方が、足すより効きます。
5. MCP でツールにつなぐ — コピペ経由から直接操作へ
ファイル経由の作業に慣れたら、次の一歩は MCP でのツール接続です。 HubSpot 公式の MCP サーバーを使えば、CRM の照会が日本語の指示で完結します。 導入 2 週目以降に検討する「伸びしろ」として押さえてください。
MCP (Model Context Protocol) は、AI とツールをつなぐためのオープン標準です。Anthropic の公式ドキュメントでは「他のツールからチャットにデータをコピペしている状態」が接続を検討する目安とされています。接続すれば、AI がそのツールを直接読み書きできるようになります。
マーケターにとって身近な例が HubSpot です。HubSpot は公式の MCP サーバーを提供しており、コンタクト・会社・取引などの読み書きに対応しています (HubSpot 開発者ドキュメント、2026-07 時点)。接続すると、「今週作成されたコンタクトをリードソース別に一覧にして」のような指示が、エクスポート作業なしで直接通るようになります。
ただ、この記事の段階で MCP まで踏み込む必要はありません。まずファイル経由 (3 章の 5 タスク) で 1〜2 週間回し、「エクスポートの手間が一番のボトルネックだ」と感じてからで十分です。設定手順と実務ユースケースはMCP で HubSpot を AI から操作する記事で、さらに API を直接使うスクリプトを Claude Code に書かせる段階はHubSpot API 入門の記事で詳しく解説しています。
注意点は権限の広げすぎです。最初から書き込みや削除まで許可すると、意図しない CRM 更新のリスクが増えます。humbulls では、MCP 接続の最初の 1 ヶ月は読み取り系の指示に限定し、書き込みは 1 件ずつ内容を確認してから、という運用にしています。
🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー
プロンプト ID: ccfm-05 目的: 自分の業務の「コピペ往復」を棚卸しして、MCP 接続の優先順位を決める 所要時間: 10 分 ツール: Claude / ChatGPT / Claude Code
プロンプト:
私が業務で使っているツールと、AI とのデータの受け渡し方法を棚卸しします。
ツール一覧:
(例: HubSpot、GA4、Google スプレッドシート、Slack、Notion …使っているものを列挙)
それぞれについて質問しながら、以下の表を完成させてください。
| ツール | AIに渡している頻度 | 現在の渡し方(コピペ/CSV/渡していない) | 片道か往復か | 接続優先度 |
判定基準:
- 週1回以上コピペしている × 結果をツールに戻す往復がある → 優先度: 高
- 月数回のエクスポートで済んでいる → 優先度: 中 (ファイル経由の運用を継続)
- 読むだけ・頻度が低い → 優先度: 低
最後に、優先度「高」のツールについて、接続後に最初に試すべき「読み取り専用の指示文」を 3 本提案してください。
運用 Tips: - 「全部つなぐ」は管理コストで破綻します。優先度「高」が 1〜2 個に絞れたら成功です。 - 提案させる指示文を「読み取り専用」に限定するのは、5 章本文の権限運用と揃えるためです。
6. 安全に使う運用ルール 4 つ — 導入初日に決めておく
Claude Code はファイル変更の前に必ず許可を求めてくる設計です。 それでも危ないのは、確認画面に慣れて Enter を連打し始めた頃。 顧客データを扱うマーケターだからこそ、ルールを 4 つだけ決めておきます。
公式ドキュメントにある通り、Claude Code はファイルを変更する前に必ず承認を求めます。個別に承認する方式と、セッション中の変更をまとめて許可する方式 (いわゆる全許可モード) があり、既定は個別承認です。仕組みとしての安全弁は最初から入っています。
危ないのはツールではなく運用です。導入から数週間して確認画面に慣れると、内容を読まずに承認する癖がつきます。エンジニアならコードの差分で異変に気づけますが、マーケターはその保険がない分、最初のルール作りが効きます。実務では次の 4 つで十分です。
第 1 に、全許可モードは最初の 1 ヶ月は使わない。1 回ずつの確認は面倒ですが、その面倒が学習期間の安全費用です。第 2 に、渡すデータは常に原本のコピー。3 章で触れた通り、これは Excel 時代からの基本動作です。第 3 に、顧客の個人情報は最小限にする。名寄せならメールアドレスが必要ですが、レポートの下書きに個人名は要りません。渡す前に列ごと削る判断を習慣にし、自社のデータ取り扱い規程も一度確認しておきます。第 4 に、わからない操作は実行前に説明させる。「このコマンドは何をするのか、日本語で説明してから実行して」と言えば、Claude Code はそのとおりにします。
この 4 つを 4 章の CLAUDE.md に書いておけば、ルールの実行自体も AI 側に半分任せられます。
🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー
プロンプト ID: ccfm-06 目的: 安全ルールを CLAUDE.md に組み込み、実行前説明を習慣化する 所要時間: 5 分 ツール: Claude Code
プロンプト:
CLAUDE.md の「やってほしくないこと」セクションに、以下の運用ルールを追記してください。
追記するルール:
- ファイルの削除・上書き・一括変更は、対象と件数を先に報告して私の確認を待つ
- 私が理解していなさそうなコマンドを実行するときは、実行前に「何をするか」を1行の日本語で説明する
- 顧客の個人情報 (氏名・メールアドレス・電話番号) を含むファイルを扱うときは、その旨を最初に指摘する
- 出力ファイルに個人情報を含める必要がある場合は、含める前に確認を取る
追記後、CLAUDE.md の全文を表示して、重複や矛盾がないかも確認してください。
運用 Tips: - ルールを追記しても、最終判断は人間側です。確認画面は「読んでから」承認する前提は変わりません。 - 「ヒヤリとした操作」があったら、その都度この形式で 1 行追記します。事故の前に規程が育ちます。
まとめ: 30 分の初期投資で、毎週の定型業務が変わる
Claude Code の導入は、契約 5 分、インストール 5 分、ログイン 5 分、最初のタスク 15 分。今日必要なのはこの 30 分だけです。
順番だけ間違えないでください。まず自分の業務を仕分ける (1 章)。ファイル経由の 5 タスクで成功体験を作る (3 章)。CLAUDE.md で前提を固定する (4 章)。物足りなくなったら MCP へ (5 章)。そして安全ルールは初日に決める (6 章)。ツールの学習ではなく、自分の業務の置き換えとして進めるのがコツです。
Claude Code はあくまで入り口で、この先にはペルソナ設計、レポート自動化、ナーチャリングまで、AI で実行できるマーケティング業務が広がっています。全体像は生成 AI × BtoBマーケティングの活用ガイドに整理しています。また、環境構築から自社業務への落とし込みまでを 1on1 で進めたい方には、humbulls の AI 活用レッスンで伴走しています。
まずは今日、作業フォルダに CSV を 1 枚置くところから始めてみてください。
参考文献
- Claude Code overview — Anthropic (取得日: 2026-07)
- Claude Code quickstart — Anthropic (取得日: 2026-07)
- Claude のプラン・料金 — Anthropic (取得日: 2026-07)
- Connect Claude Code to tools via MCP — Anthropic (取得日: 2026-07)
- HubSpot MCP server — HubSpot (取得日: 2026-07)