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一人マーケターの業務設計 — AI で 5 人分の役割を回す 1 週間モデル|humbulls

作成者: Kazuki Kurita|Jul 6, 2025 2:31:56 PM

BtoB 企業のマーケティング担当が自分ひとり、という体制は珍しくありません。戦略も、記事もメールも、CRM の運用も、数字のレポートも、バナーの用意も、全部自分に回ってきます。実際に回してみると分かりますが、一人マーケターのしんどさは「やることが多い」こと以上に、「役割の切り替えが多い」ことにあります。

私たち humbulls も、マーケティング実務は 1 人で回しています。それでもブログ記事、ホワイトペーパー、HubSpot の運用、週次の数字レビューを並行して続けられているのは、業務を 5 つの役割に分解し、AI との分担と曜日割りをあらかじめ決めているからです。

この記事は、その humbulls 自身の 1 週間の業務設計を公開する自社事例です。役割別の AI 分担マップ、曜日別ルーティン、各役割の起点プロンプトまで、明日からそのまま流用できる形でまとめました。

1. 一人マーケターの業務範囲を、まず 5 つの役割に分解する

一人マーケターの業務は「タスクの量」ではなく「役割」で捉え直します。 戦略、コンテンツ、MA・CRM 運用、分析、デザイン。この 5 つに名前をつけるだけで、 何が回っていて何が放置されているかが見えるようになります。

マーケティング組織の定石は、機能ごとの分業です。ある程度の規模の BtoB 企業なら、戦略を考える人、コンテンツを作る人、MA や CRM を運用する人、数字を見る人、クリエイティブを作る人が分かれています。一人マーケターは、この 5 人分の役割をひとりで兼務している状態です。そして 2026 年時点で、この兼務を支える道具として AI を使うこと自体はもう前提になりました。HubSpot の 2026 State of Marketing Report では、マーケティングチームの 86.4% がワークフローのどこかで AI を使っていると報告されています (2024 年は 41% でした)。問いは「使うかどうか」ではなく「どの役割のどの工程を渡すか」に移っています。

従来の一人マーケターのやり方は、役割を意識せず 1 本の ToDo リストで回すことでした。これが曲者です。リストの上では「記事を書く」と「配信リストを直す」と「先月のレポートを作る」が同じ 1 行ですが、頭の使い方はまったく違います。順番に処理すると 1 日に何度も役割を切り替えることになり、切り替えのたびに集中が途切れます。さらに、緊急の依頼 (営業からの資料修正など) が入ると、締切のない役割 — たいてい戦略と分析 — が数週間単位で放置されます。

humbulls では、最初に業務の棚卸しをして、すべてのタスクを 5 つの役割に振り分けました。戦略 (何をやるか決める)、コンテンツ (記事・ホワイトペーパー・メール文面)、MA・CRM 運用 (HubSpot の設定・リスト整備・配信)、分析 (数字のレビューとレポート)、デザイン (バナー・サムネイル・図表) の 5 つです。役割に名前がつくと、「今週はコンテンツ担当としては動いたが、分析担当は 1 分も働いていない」という偏りが可視化されます。この可視化が、次章以降の AI 分担と曜日割りの土台になります。

ただし、分解した役割をそのまま「全部ちゃんとやろう」としないことが大事です。5 役割を均等に回す必要はありません。事業フェーズによって主役の役割は変わります。分解の目的は完璧な兼務ではなく、「今どの役割を意図的にサボっているか」を自分で選べる状態にすることです。

🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー

目的: 直近 2 週間の業務を棚卸しして、5 役割への分類と時間の偏りを可視化する 所要時間: 30 分 ツール: Claude / ChatGPT

プロンプト:

以下は私の直近 2 週間の業務メモです。カレンダーの予定と ToDo リストをそのまま貼ります。

(ここに予定・ToDo・作業メモを貼る。粒度はバラバラで OK)

やってほしいこと:
1. 各タスクを次の 5 役割に分類してください:
   戦略 / コンテンツ / MA・CRM 運用 / 分析 / デザイン
2. 分類できないタスクは「その他」とし、理由を書いてください。
3. 役割ごとの推定所要時間を合計し、割合を出してください。
4. 「2 週間で 1 度も登場していない役割」を指摘してください。
5. 出力は次の表形式で:
   | タスク | 役割 | 推定時間 | 定型度 (高/中/低) |

条件:
- 時間が書かれていないタスクは推定し、推定であることを明記してください。
- 分類に迷うタスクは複数役割に割らず、主目的の 1 役割に寄せてください。

運用 Tips: - 棚卸しの入力は、きれいに整形せずカレンダーと ToDo の生データを貼る方が実態に近い結果になります - 「登場していない役割」の指摘が本命です。一人体制では、放置されている役割ほど自覚がありません - 表の「定型度」列は次章の AI 分担判定にそのまま使うので、消さずに残しておきます

2. 役割ごとに「AI に渡す部分」と「自分が握る部分」を線引きする

AI に全部やらせようとすると、出力は速いのに成果が画一化していきます。 下ごしらえは AI、判断と顧客理解は自分。 この線引きを役割 × 工程の表にしてから運用に入ります。

AI を導入した組織がまず直面する定石的な課題は、「使ってはいるが、成果が平準化する」ことです。Salesforce の State of Marketing (第 10 版、世界 4,450 名調査) では、マーケターの 75% が AI を導入済みである一方、84% は依然として画一的なキャンペーンを配信していると報告されています。導入率と成果の間には明確な溝があり、その原因の多くは「何を AI に渡し、何を人が握るか」の設計がないまま使い始めることにあります。

従来ありがちなのは、チャット型 AI を思いついたときに散発的に使うやり方です。メールを書くときに文面を頼み、レポートのときに要約を頼む。それ自体は悪くないのですが、毎回ゼロから指示するので品質が安定せず、「AI に聞くより自分でやった方が早い」に戻りがちです。一人マーケターの場合、この試行錯誤の時間自体が貴重な工数を食います。

humbulls では、第 1 章の棚卸し表をもとに、役割 × 工程の分担表を先に作りました。判定軸は 2 つだけです。定型度 (毎回ほぼ同じ手順か) とリスク (間違えたとき顧客・数字にどれだけ影響するか)。定型度が高くリスクが低い工程 — リサーチ、データ整形、初稿、集計、図表のたたき台 — は AI に渡します。逆に、何を作るかの意思決定、顧客インタビューでの解釈、公開の最終判断、単価や値引きに関わる文面は、定型化できても自分が握ります。この整理の全体像は、業務別 30 パターンをまとめた 生成 AI × BtoBマーケティング大全 で詳しく扱っています。

注意点がひとつあります。「自分が握る」と決めた工程でも、AI をゼロにする必要はありません。たとえば戦略の意思決定は自分が握りますが、その手前の選択肢出しと反論の列挙は AI にやらせています。線引きは「AI を使う/使わない」の境界ではなく、「最終責任をどちらの作業フローに置くか」の境界です。ここを混同すると、リスクの高い工程まで AI の出力をそのまま流してしまう事故につながります。

🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー

目的: 棚卸しした業務を「AI に渡す/自分が握る」に判定し、分担表を作る 所要時間: 20 分 ツール: Claude / ChatGPT

プロンプト:

以下は私のマーケティング業務の棚卸し表です (役割 / 推定時間 / 定型度つき)。

(ここに第 1 章で作った表を貼る)

やってほしいこと:
1. 各タスクを「定型度 (高/中/低)」と「リスク (高/中/低)」で採点してください。
   リスク = 間違えたとき顧客への影響・数字への影響・修正コストの大きさ。
2. 次の 4 象限に分類してください:
   A: AI に渡す (定型度高 × リスク低)
   B: AI が下書き、人が仕上げ (定型度高 × リスク高)
   C: 人がやり、AI に壁打ち (定型度低 × リスク高)
   D: そもそもやめる・頻度を下げる候補 (定型度低 × リスク低)
3. A と B について、最初に AI へ渡す指示文の要点を 1 行ずつ書いてください。

条件:
- 判定に迷うものは、リスクを高い側に倒してください。
- D 象限は遠慮なく挙げてください。「やめる」提案を歓迎します。

運用 Tips: - リスク判定は AI に任せきりにせず、顧客に直接届くもの (メール・請求関連・公開ページ) は必ず B 以上に置き直します - D 象限 (やめる候補) が 1 つも出ないときは、条件を「全体の 10% は D に入れる」と縛ると本音が出ます - 分担表は一度作って終わりではなく、月 1 回、実際の運用とずれた行だけ更新します

3. 1 週間モデル — 曜日ごとに「今日の自分の役割」を決める

5 役割を毎日並行させると、切り替えコストで 1 日が溶けます。 humbulls は「今日はどの担当として働くか」を曜日で固定しました。 月曜は分析、火水はコンテンツ、木は MA・CRM、金は戦略です。

まとまった時間で同種の作業を処理する、いわゆるバッチ処理とタイムブロッキングは、生産性の定石としてよく知られています。一人マーケターへの応用はシンプルで、「時間帯」ではなく「曜日」で役割をブロックすることです。1 日の中で役割を切り替えるのではなく、今日 1 日は分析担当、明日はコンテンツ担当、と丸ごと切り替えます。

従来の回し方 — 毎日すべての役割に少しずつ触る — は、一見バランスが良さそうで、実際には全部が中途半端になります。記事は 30 分ずつ 5 日かけて書くより、半日 2 回で書き切る方が速く、品質も安定します。HubSpot の運用も、思いついたときに設定を触ると変更履歴が追えなくなり、後から「なぜこのワークフローがあるのか」が分からなくなります。

humbulls の 1 週間モデルは次の形です。

曜日 その日の役割 主な業務 AI が担う部分
分析 先週の数字レビュー、今週の優先順位決め HubSpot / GA4 の集計、変化点の抽出、示唆のたたき台
コンテンツ 記事・ホワイトペーパーの構成と初稿 リサーチ、出典収集、構成案、初稿生成
コンテンツ 原稿の仕上げ、図表、入稿準備 校正、SEO チェック、図表の下書き
MA・CRM 運用 HubSpot の設定・リスト整備・配信 データ整形、同期スクリプト、配信文面の下書き
戦略 + デザイン 週次の振り返り、翌週の計画、細かい制作物 週次サマリー生成、バナー・サムネイルのたたき台

ポイントは、週の先頭に分析を置くことです。月曜に先週の数字を見て今週の優先順位を決めるので、火曜以降のコンテンツと運用が「なんとなく」ではなく数字起点になります。また、金曜の戦略枠は「締切がないせいで永遠に後回しになる仕事」の受け皿です。戦略に専用の曜日枠がないと、一人マーケターの戦略業務は確実に消滅します。

ただし、このモデルを額面どおり完璧に守ろうとしないでください。実務では営業からの急な依頼や障害対応が必ず割り込みます。humbulls では各日の午後に 1〜2 時間の割り込みバッファを暗黙に確保し、割り込みがなければその日の役割の作業を続けます。守るべきは時間割ではなく、「その日の主役の役割をひとつに決める」という原則の方です。

🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー

目的: 自社の定例・締切を反映した 1 週間モデルの初版を作る 所要時間: 20 分 ツール: Claude / ChatGPT

プロンプト:

一人でマーケティングを担当しています。曜日ごとに役割を固定する 1 週間モデルを作ってください。

前提:
- 役割と週あたり時間配分: (第 2 章の分担表から転記)
- 動かせない定例: (例: 月曜 10 時 営業定例、木曜 15 時 経営レポート報告)
- 固定の締切: (例: メルマガ毎週水曜配信、月次レポート月初 3 営業日)
- 1 日の実働でマーケに使えるのは約 X 時間 (他業務と兼務のため)

出力してほしいこと:
1. 曜日 × 役割の 1 週間モデル (表形式)
2. 各曜日の「最初の 30 分にやること」
3. 割り込み対応のバッファをどこに置いたかの説明
4. このモデルで「意図的に薄くした役割」とその理由

条件:
- 分析を週の前半に置いてください (数字を見てから作る順にしたい)。
- 締切から逆算して矛盾がないか自己チェックしてください。

運用 Tips: - 初版は 2 週間だけ試し、守れなかった曜日を AI に報告して組み直す前提で始めると挫折しません - 兼務の場合は「マーケに使える実働時間」を正直に入れてください。8 時間ある前提のモデルは初週に崩壊します - 定例会議は動かせない岩として先に置き、役割ブロックを岩の間に流し込む順番で組みます

4. 曜日別ルーティンの中身 — 各役割の「起点プロンプト」を持っておく

各曜日の最初の 30 分は、AI への指示から始めます。 白紙から考え始めない。役割ごとに使い回せる「起点プロンプト」を 1 本ずつ持っておくと、 エンジンがかかるまでの時間がほぼゼロになります。

AI による時間削減は、もはや例外的な事例ではありません。HubSpot の 2026 年調査では、AI を使うマーケターの約 3 分の 1 が週 10〜14 時間、別の 3 分の 1 が週 15 時間以上の削減を報告しています。ただ、この数字は「AI を開いてから何を頼むか迷わない」状態が前提です。毎回指示文をゼロから書いていると、削減分の少なくない部分が指示づくりに消えます。

そこで humbulls では、5 役割それぞれに「その曜日の最初に投げる起点プロンプト」を用意し、ファイルとして保存しています。月曜の分析なら週次数字レビュー、火曜のコンテンツなら記事構成の生成、木曜の運用なら CRM データの整形チェック、という具合です。頭を使う前に手が動く状態を作るのが目的で、中身は毎週ほぼ同じ、貼り付ける数字だけが変わります。

効果は工程ごとの実測で見ています。たとえば CRM まわりでは、kintone から HubSpot への約 1.3 万件のデータ同期が Claude Code 製のスクリプトで 4 分で終わるようになり、手作業での突き合わせがなくなりました。コンテンツでは、ホワイトペーパーの構成から初稿までの制作が従来の 5 日から 1 日に短縮。ブログ記事も、リサーチと初稿を AI に渡すことで、自分の作業は構成の判断と仕上げに集中できています。ターミナルで動く Claude Code は、こうした定型ルーティンのスケジュール実行にも対応しているので、月曜朝の集計のように「毎週必ず同じ」処理は実行ごと自動化できます。導入手順は マーケターのための Claude Code 入門 にまとめました。

失敗パターンも書いておきます。起点プロンプトを増やしすぎることです。最初に 20 本も作ると、どれを使うか探す時間が発生して本末転倒になります。まずは 1 役割 1 本、計 5 本だけ。それを毎週使いながら磨く方が、確実に定着します。

🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー

目的: 月曜朝の週次数字レビューを 30 分で終わらせる (分析担当の起点プロンプト) 所要時間: 30 分 ツール: Claude / HubSpot / GA4 / Google Sheets

プロンプト:

先週のマーケティング数値レビューをします。以下のデータを読んで、今週の優先順位のたたき台を作ってください。

データ:
- 先週のセッション数 / CV 数 / CVR: (GA4 から貼る)
- 新規リード数とソース内訳: (HubSpot から貼る)
- メール配信の開封率 / クリック率: (配信ツールから貼る)
- 商談化した件数と落ちた件数: (CRM から貼る)
- 先週の施策メモ: (公開した記事、配信したメール等を箇条書き)

出力してほしいこと:
1. 先週との差分で目立つ変化点 3 つ (良い・悪い両方)
2. 変化の原因として考えられる仮説 (データから言えないものは「未確認」と明記)
3. 今週やるべきことの候補 5 つを、効果見込みと所要時間つきで
4. 「今週はやらなくていいこと」を 2 つ

条件:
- 数字の羅列ではなく、判断に使える形で要約してください。
- 候補は「火水のコンテンツ枠」「木の運用枠」のどちらでやるかも添えてください。

運用 Tips: - データの貼り付けを手作業にしない工夫が続けるコツです。humbulls では集計部分を Apps Script と Claude Code で自動化しています - 「やらなくていいこと」を必ず出させます。一人体制では、やめる判断の方が価値が大きいことが多いです - 出力はそのまま週次メモとして保存し、翌週のプロンプトに「先週の判断」として貼り戻すと、レビューが週をまたいでつながります

5. 一人体制の落とし穴 — レビュー不在を AI の「別役割」で補う

一人マーケター最大のリスクは、作りすぎでも遅さでもなく「レビューの不在」です。 誰にも見せずに公開するフローは、いつか事故を起こします。 AI にレビュアーという別役割を割り当て、チェックリストで機械的に見せます。

複数人のマーケティングチームには、意識しなくても相互レビューが組み込まれています。記事は編集者が見る、配信は上長が承認する、数字は会議で突っ込まれる。一人マーケターにはこれが構造的に存在しません。制作を AI で高速化するほど、レビューなしで世に出るものの量も増えるので、このリスクはむしろ拡大します。

従来の対処は「気をつける」か「社長に見てもらう」でした。前者は再現性がなく、後者はボトルネックになって、せっかくの制作スピードを殺します。誤字程度なら実害は小さいですが、価格の誤記、リンク切れ、配信リストの選択ミスは、信頼と数字に直接響きます。

humbulls では、レビューを AI の「別役割」として業務設計に組み込んでいます。ポイントは、書いた AI と同じ会話でそのまま「チェックして」と頼まないことです。同じ文脈を引き継いだ AI は自分の出力に甘くなります。新しい会話 (またはレビュー専用のエージェント) に、チェックリストと成果物だけを渡して機械的に見せます。あわせて、レビューで繰り返し引っかかるルールは CLAUDE.md のような設定ファイルに永続化し、次の制作時には最初から守られている状態にします。この「制作 AI と レビュー AI を分ける」体制の全体像は、記事制作パイプラインを公開した 1 人 × AI で編集部を再現する で詳しく書いています。

ただし、AI レビューを最終承認者にしてはいけません。AI が見られるのはルールとの整合であって、「この主張はうちの会社として言っていいか」という経営判断は見られません。humbulls の運用では、AI レビュー通過後の最終確認 5 分だけは必ず人間 (自分) がやる、を鉄則にしています。レビューの 9 割を AI に任せ、最後の 1 割の責任を自分に残す設計です。

🤖 AI で実行する — 使ったプロンプト / ワークフロー

目的: 公開前の成果物 (記事・メール・LP) をセルフレビューする 所要時間: 15 分 ツール: Claude / ChatGPT (制作に使った会話とは別の新規会話で)

プロンプト:

以下の成果物を公開前レビューしてください。修正はせず、指摘だけしてください。

成果物:
(ここに記事・メール文面・LP テキストを貼る)

チェックリスト:
1. 事実・数字: 出典のない断定、根拠不明の数字、古い可能性のある情報はないか
2. リンク: リンク切れの可能性、リンク先とアンカーテキストの不一致はないか
3. 表記: 誤字脱字、社名・製品名の表記ゆれ、価格・日付の誤記はないか
4. トーン: 過度な煽り表現、顧客を見下す表現はないか
5. 法務・炎上リスク: 競合への言及、効果の保証と読める表現、出典不明の他社データはないか

出力形式:
| # | 該当箇所 (原文引用) | 指摘 | 深刻度 (高/中/低) |

条件:
- 深刻度「高」は公開を止めるレベルのみに使ってください。
- 問題がない項目は「問題なし」と明記してください (確認した証拠として)。

運用 Tips: - 必ず制作とは別の会話・別セッションでレビューさせます。同じ会話では自分の出力を追認しがちです - 指摘に全部従う必要はありません。ただし深刻度「高」を無視して公開するのはやめましょう - 繰り返し出る指摘 (表記ゆれ等) は、その場で直すだけでなくルールファイルに追記して再発を止めます

まとめ: 5 人分の役割は「同時」ではなく「曜日」で回す

一人マーケターに必要なのは、根性でも徹夜でもなく、業務設計です。まず業務を 5 つの役割に分解する。役割ごとに AI に渡す部分と自分が握る部分を線引きする。曜日で役割を切り替える 1 週間モデルを組む。各曜日の最初の 30 分を起点プロンプトで立ち上げる。そして、レビュアーという 6 つ目の役割を AI に任せて品質を守る。

この設計にしてから、humbulls では「今日は何から手をつけるか」を考える時間がほぼなくなりました。5 人分の役割は同時にはこなせませんが、曜日で切り替えれば 1 人でも回ります。まずは第 1 章の棚卸しプロンプトで、自分の 2 週間を 5 役割に分類するところから始めてみてください。

一人マーケターの体制づくりを外部の視点で設計したい場合は、humbulls の Fractional CMO サービス で週次の伴走もしています。また、この記事で扱った業務設計を含む BtoB マーケティングの全体像は、BtoB マーケ AI 活用ガイド (無料 DL) の第 8 章にまとめています。

参考文献