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CMS はもう不要か — サイト運用を 5 層に分けて判断する

CMS はもう不要か — サイト運用を 5 層に分けて判断する

最終更新日: / 公開日:

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本記事のポイント

  • CMS が不要になったかどうかは、サイト全体では決まりません。CMS が担う仕事は「入力画面」「表示制御」「公開・配信」「権限・承認・監査」「資産管理」の 5 層に分かれていて、生成 AI が置き換えたのはこのうち入力画面と表示制御の一部だけです。残りの 3 層は、CMS を外しても仕事そのものは消えず、担う道具が変わるだけです
  • 判断は「CMS を入れるか、入れないか」ではなく「5 層のどれを何で満たすか」で決めます。本記事では 6 つの質問で自社を 3 類型 (CMS なし / 併用 / フル CMS) に振り分ける基準を示します
  • 世界のウェブサイトのうち、すでに 30.4% は CMS を使わずに運用されています (W3Techs、2026-08 時点)。不要論は新しい主張ではなく、どちらの側にも実例があります

「AI でページが作れるなら、リニューアルで CMS は入れなくていいですよね」。サイトの作り直しを検討している担当者から、この半年でよく聞くようになった質問です。ところが自分で調べてみると「CMS はもう不要」と「大規模なら CMS は必須」が両方出てきて、判断できないまま止まってしまう。

原因は情報が足りないことではありません。

CMS という一語が 5 つの別々の仕事を指しているのに、判断が「入れるか、入れないか」の 2 択になっていることが原因です。

本記事では CMS を 5 層に分解し、AI が代替できた層とできない層を切り分けたうえで、自社がどこに着地すべきかを 6 つの質問で判定する手順を解説します。専門知識は必要ありません。判断の単位を分けるだけで、発注前に自分で決められるようになります。

1. 「CMS は不要」と「CMS は必須」が両方正しく見える理由

「読んだ記事によって結論が真逆で、どっちを信じればいいのか分からない」。相談の場でそのまま口に出されることが多い困りごとです。

この食い違いは、書き手が間違っているから起きているのではありません。論じている側が、それぞれ自社の主戦場から逆算した結論を書いているからです。

主張する側 よく見る結論 その会社が売っているもの
AI でのサイト制作を提供する側 AI が入力画面も HTML も SEO 設定も飲み込んだので、CMS はもう要らない AI 制作サービス。CMS を使わない前提のほうが売りやすい
大規模サイトを構築する側 小規模なら不要。ただし大規模は承認フロー・権限・監査ログがあるので CMS は残る 大規模向け CMS の構築・保守。主戦場は大規模サイト

どちらの記事も、その会社の顧客層のなかでは正しいことを言っています。問題は、読者の自社がどちらの顧客層に属しているかを、記事のほうが教えてくれないことです。だから読むほど迷います。

数字で見ると、不要論はそもそも目新しい主張ではありません。W3Techs の調査では、世界のウェブサイトのうち何らかの CMS を使っているのは 69.6%、使っていないサイトは 30.4% です (2026-08 時点)。CMS を使うサイトの中では WordPress が 41.2% を占め、CMS 市場内では 59.1% になります。AI が登場する前から、3 割は CMS なしで動いていました。

humbulls の立場も先に開示しておきます。私たち humbulls は HubSpot のパートナーですが、CMS を販売してはいません。そして自社では、3 つのサイトを 3 通りの構成で運用しています。

サイト 構成 CMS の扱い
humbulls.com HubSpot CMS Starter 併用型。配信と統制は CMS、制作は手元のファイルと AI
node6174.humbulls.com Astro + Cloudflare Pages CMS なし。Git で管理
lets-talk.humbulls.com Cloudflare Pages CMS なし。静的ページ + フォーム連携

同じ会社が、同じ時期に、3 通りの答えを選んでいます。サイトごとに満たすべき条件が違うからです。この記事はその判断の中身を分解したものです。

2. CMS を 5 層に分解する — AI が代替できたのは 1.5 層

「CMS って要するに、管理画面から記事を更新する仕組みですよね」。多くの担当者にとっての CMS 像はここで止まっています。そして不要論は、まさにこの像に対して立てられています。

実際には、CMS という 1 つの製品が引き受けている仕事は 5 つに分かれます。

CMS が担う 5 層の役割と、生成 AI が代替できた範囲を示した構造図

CMS がやっていること AI で代替できるか
① 入力画面 HTML を書けない人がページを作る・直す 代替できる
② 表示制御 テンプレート適用、一覧・カテゴリの自動生成 半分だけ代替できる
③ 公開・配信 公開日時の管理、URL の払い出し、リダイレクト 代替されない (道具が変わるだけ)
④ 権限・承認・監査 誰が何をいつ変えたかの記録、公開前の承認 代替されない
⑤ 資産管理 画像・タグ・内部リンクの整合を保つ 代替されない

生成 AI が本当に飲み込んだのは①です。文章を書き、HTML と CSS を組み、レスポンシブ対応まで済ませる。「HTML を書けない人のための入力欄」という CMS の出発点は、たしかに役目を終えつつあります。

②は半分です。1 ページのデザインを整えるところまでは AI でできます。ただし「新しい記事を足したら一覧ページとカテゴリページにも自動で並ぶ」「ヘッダーを直したら 100 ページすべてに反映される」という部分は、AI に毎回頼むのではなく仕組みで担保する話です。ここは実装の設計次第で、CMS でも静的サイトジェネレーターでも解けます。

問題は③④⑤です。

この 3 層は、CMS を外しても仕事が消えるのではなく、担う人が自社に移るだけです。

  • ③ 公開・配信 — URL の一意性と過去の URL の行き先は、誰かが台帳として持ち続けることになる
  • ④ 権限・承認・監査 — 「載せてよい」と決める権限は、社内にしか存在しない
  • ⑤ 資産管理 — 画像とリンクの整合は、ページが増えるほど人どうしの取り決めになる

なかでも④は、AI の性能とは別の場所にあります。トップページに何を出すかは、アクセス数だけでなく営業方針や経営判断で決まるからです。この構造は AI が賢くなっても変わりません。

数え方を変えると、CMS の 5 層のうち AI が引き取れたのは 1.5 層です。不要論も必要論も、この 5 層のうち自分の見ている層だけを指して「CMS」と呼んでいます。噛み合わないのは当然でした。

3. 6 つの質問で自社の着地点を決める — CMS なし / 併用 / フル CMS

「うちは中小企業だから CMS なしで十分、でいいんでしょうか」。規模だけで決めようとすると、たいてい後から崩れます。判断すべきは規模ではなく、更新に関わる人の構造です。

次の 6 問に答えてください。「はい」の数ではなく、どの質問に「はい」が付いたかで決まります。

  1. 公開ページ数は 50 を超えますか
  2. 更新する人は 2 人以上いますか
  3. 更新は月 1 回以上ありますか
  4. 公開前に、書いた人以外の承認が要りますか
  5. 掲載を決める人が部署をまたぎますか
  6. 更新する人は、コードやファイルを直接触れますか

判定はこうなります。

[A] CMS なし (Git + 静的サイト)
1〜5 がすべて「いいえ」、かつ 6 が「はい」。更新する人が少数で、その人たちがファイルを触れる場合。制作は AI、公開は Git への反映で回ります
[B] 併用型 (CMS は配信と統制、制作は外)
1〜3 に「はい」があり、4・5 は「いいえ」。ページ数と更新頻度はあるが、承認が組織をまたがない場合。CMS を③④⑤の受け皿として残し、①②は外で持ちます
[C] フル CMS
4 か 5 が「はい」。承認が組織をまたぐ、あるいは掲載判断が部署間の調整を含む場合。この 1 問だけで [C] が確定します

4 と 5 は他の質問より重い、というのがこの判定の要点です。

ページ数が少なくても、広報と法務の承認を通さないと 1 行も直せない会社なら、承認フローを持つ仕組みが要ります。逆にページが 300 枚あっても、更新するのが 1 人でその人が自分で決めてよいなら、CMS がなくても運用は成立します。

図にすると次のようになります。

6 つの質問から CMS なし・併用型・フル CMS の 3 類型に振り分ける判定フロー

humbulls の 3 サイトを同じ 6 問にかけると、判定はこう分かれました。

ページ数 50 超 更新者 2 人以上 月 1 回以上 承認が要る 部署をまたぐ コードを触れる 判定
humbulls.com はい (123) いいえ はい いいえ いいえ はい [B] 併用
node6174 いいえ (15) いいえ はい いいえ いいえ はい [A] CMS なし
lets-talk いいえ (1) いいえ いいえ いいえ いいえ はい [A] CMS なし

数字は 2026-08-07 に各サイトの sitemap から実測したものです。humbulls.com だけが [B] になるのは、ページ数と更新頻度がある一方で、承認が組織をまたがないからです。もし将来、記事の公開前に外部の監修者チェックを挟むようになれば、同じサイトでも [C] に寄ります。判定は一度決めたら終わりではなく、体制が変わったときに引き直すものです。

よくある失敗は、この 6 問を「今」だけで答えてしまうことです。1 年後に更新担当が 3 人に増える計画があるなら、そのときの答えで判定してください。作り直しのコストは、最初に 1 段構えておくコストよりずっと高くつきます。

4. CMS が黙ってやっている仕事 — 外すと自分に返ってくる

「静的サイトにすれば、運用は軽くなると思っていました」。CMS を外して 1 年ほど経った会社から聞く言葉です。

原因は移行の失敗ではありません。

ページを作る手間ではなく、ページが増え続けたあとの整合性を保つ仕事が、そのまま社内に移ってくることが原因です。

CMS が管理画面の裏で黙ってやっている仕事を並べると、次のようになります。

CMS がやっていたこと 外した場合に誰かがやること
URL の払い出しと重複チェック 命名規則を決め、既存 URL 一覧を保守する
ページを消したときのリダイレクト 旧 URL → 新 URL の対応表を作り、サーバー設定に反映する
画像の保管と配信 保管場所を決め、参照先が本番を向いているか確認する
カテゴリ・タグの整合 一覧に出る条件を管理し、タグを消したときの影響を追う
ヘッダー変更の全ページ反映 テンプレートの仕組みを自前で持つ
公開日時と変更履歴 Git のコミット履歴などで代替する
権限と承認 誰がどこを直してよいかを人間の運用ルールで担保する

このなかで見落とされやすいのがリダイレクトです。Google はサイト移転にあたって、リダイレクトをできるだけ長く、一般的には最低 1 年は維持するよう案内しています。恒久リダイレクト (301 / 308) をサーバー側で返すのが推奨で、リダイレクトの連鎖は 3 以下に抑えるべきとされています。

つまり URL は 1 本公開した瞬間に、1 年以上の管理義務が発生するということです。ページを作るコストは AI で下がりましたが、持ち続けるコストは 1 円も下がっていません

よくある失敗は、「作れる人」で判断して「直せる人」で判断しないことです。

サイトを AI で作れる担当者が 1 人いれば、立ち上げは進みます。問題はその人が異動したあとです。ページが 200 枚あり、リダイレクト設定が数十本あり、画像の置き場所のルールがどこにも書かれていない状態を、次の担当者が引き継げるか。CMS の管理画面は、この引き継ぎのコストを下げるためにも存在しています。

5. 3 類型それぞれの運用の姿 — 誰が更新し、何が崩れるか

判定が出たら、次はその類型で実際にどう回るのかを見ておきます。3 つを同じ軸で並べます。

CMS なし・併用型・フル CMS を、担当者像・初期コスト・運用コスト・崩れる条件で比較した図

[A] CMS なし [B] 併用型 [C] フル CMS
構成例 静的サイトジェネレーター + Git + ホスティング CMS を配信基盤として使い、制作は外部 CMS で①〜⑤すべてを担う
更新する人 ファイルを直接触れる人 制作は担当者、公開は仕組みが担う 管理画面を使える人なら誰でも
初期コスト 低い (制作費のみ) 中 (CMS 費 + 連携の設計) 中〜高 (構築 + 運用設計)
毎月の費用 ホスティング費のみ (無料枠で足りることも多い) CMS のプラン費 ライセンス + 保守
崩れる条件 触れる人がいなくなる 制作と公開の手順が属人化する 拡張を足しすぎて保守が回らなくなる

[A] を選ぶときに一番効くのは、費用ではなく「触れる人がいなくなったらどうするか」を先に決めておくことです。外部の制作会社に月数万円で更新枠を持ってもらう、という現実解もあります。

[B] の併用型は、CMS を①②の入力ツールとしてではなく、③④⑤の受け皿として使う設計です。humbulls.com がこれにあたります。

  1. 原稿は手元のファイルで書く (AI と一緒に)
  2. 検査スクリプトで表記や画像の参照先をチェックする
  3. API で CMS に流し込む
  4. 公開後、本番のページを実測して確認する

公開している記事は 70 本、サイト全体で 123 の URL を、この形で 1 人が回しています。管理画面で本文を書くことはほぼありません。

ただし、CMS から完全に逃げられるわけではないことも書いておきます。humbulls.com ではブログ一覧ページのテンプレートだけは API から編集できず、管理画面での操作が必須です。②の表示制御の一部は CMS 側に残ります。「全部を外に出す」ではなく「出せる層だけ出す」のが併用型の実像です。

[C] のフル CMS で誤解されやすいのは、費用の本体がライセンスだと思われている点です。実際に効いてくるのは運用設計と保守です。

WordPress を例にとると、2025 年に報告された新規脆弱性は 11,334 件で前年比 42% 増、そのうち プラグイン起因が 91% (10,294 件)、コア本体はわずか 6 件でした (Patchstack、2026-02 公開)。報告された脆弱性の 46% は、公開時点で修正が間に合っていません。

重さの正体は CMS 本体ではなく、後から積み増した拡張です。

[C] を選ぶなら、拡張を足す前に「この機能は本当に要るか」を通す関門を作る。ここが運用設計の中身です。

6. 発注前に決めること — RFP に「CMS 導入」と書かない

「制作会社に相談したら、見積もりが会社ごとに 3 倍違って比べられない」。リニューアルの相談でよく起きることです。

原因は各社の価格設定ではありません。

要件に「CMS を導入する」と書いた瞬間、5 層すべてが見積もりに入るからです。どの層まで作り込むかが各社の解釈に委ねられ、比較できない見積もりが並びます

代わりに、層ごとに「この層は何で満たすか」を書きます。雛形は次の形です。

自社の要件の書き方 (例)
① 入力画面 本文の作成は社内で行う。管理画面での編集機能は不要 / お知らせのみ必要
② 表示制御 一覧・カテゴリページは新規追加時に自動反映されること
③ 公開・配信 公開予約が必要 / 不要。旧サイトからのリダイレクト対応表は当社が提供する
④ 権限・承認 公開前に広報部の承認を必須とする / 承認フローは不要
⑤ 資産管理 画像は 1 か所に集約し、公開 URL が本番ドメインを向くこと

この 5 行があるだけで、提案の比較軸が揃います。④が「不要」と書いてあれば、承認ワークフローの構築費が見積もりから外れます。⑤を明記しておけば、画像がステージング環境を参照したまま公開される事故を仕様として防げます。

提案を評価するときは、次の 3 点を見てください。

  1. 5 層のうちどれを CMS で、どれを別の手段で満たす提案になっているか — 全部を CMS で解く提案は、その理由が書かれているかを確認する
  2. 更新担当が変わったときの引き継ぎ手順が書かれているか — 手順書の納品範囲が曖昧な提案は、後から必ず追加費用になる
  3. リダイレクトの対応表を誰が作るか — 旧サイトの URL 棚卸しは発注側にしかできない作業で、ここが空欄の提案は移行後に検索流入を落とします

サイトを一度に全部作り直さず、段階的に公開していく進め方もあります。順序の組み方は サービスサイトの段階公開 — リード獲得と並走する 4 フェーズ設計 で扱っています。

7. よくある誤解

「AI で作れるようになったから、ページを持つコストが下がった」

下がったのは作る費用だけです。公開した URL には最低 1 年のリダイレクト管理義務が付き、画像の保管場所が必要になり、内部リンクの整合を保つ手間が発生します。

ページを増やすほど、この持ち分は積み上がります。作る費用と持ち続ける費用は、別の財布として見積もってください。

「AI で大量にページを作れば検索流入が増える」

Google はスパムポリシーで、検索順位の操作を主目的にしてユーザーの役に立たないページを大量生成する行為を「大量生成されたコンテンツの不正使用」として扱うと明記しています。生成 AI で多数のページを作り、価値を足さない例が挙げられています。

判断されるのは生成手段ではなく、そのページが読む人の役に立つかどうかです。AI で書くこと自体は違反ではありません。量を目的にした瞬間に線を越えます。

「ヘッドレス CMS を使えば CMS なしと同じ」

逆です。ヘッドレス CMS は①の入力画面と②の表示を切り離した構成で、④の権限管理も⑤の資産管理も CMS 側に残ります。

むしろ表示側を自前で作る必要があるぶん、実装の負担は増えます。「CMS を使わない」ことではなく「入力と表示を分ける」ことが目的の選択肢です。

8. よくある質問 (FAQ)

Q. AI があれば CMS は不要になりますか?

サイトによります。CMS が担う 5 層のうち、AI が代替できたのは入力画面と表示制御の一部です。公開・配信、権限・承認・監査、資産管理の 3 層は残ります。更新する人が少数でファイルを直接触れるなら CMS なしで運用できますが、公開前に他人の承認が要る組織では CMS 側の仕組みが必要になります。

Q. WordPress をやめて静的サイトにするべきですか?

更新体制で決まります。更新する人が 1〜2 人で、その人たちがファイルやコードを触れるなら、静的サイトへの移行は現実的です。逆に、管理画面から更新している人が複数いる場合、移行すると更新そのものが止まります。移行を決める前に、いま管理画面に入っている人が誰で、何を更新しているかを棚卸ししてください。

Q. ヘッドレス CMS は「CMS なし」と何が違いますか?

ヘッドレス CMS は CMS の一種です。入力画面 (ヘッド) と表示を切り離し、コンテンツを API 経由で取り出す構成を指します。権限管理や資産管理は CMS 側に残るため、5 層でいえば①③④⑤を CMS が担い、②を自前で作る形になります。「CMS を使わない」構成とは別物です。

Q. 更新頻度が低いサイトでも CMS は要りますか?

更新頻度だけでは決まりません。年に数回しか更新しなくても、更新のたびに広報と法務の承認を通す必要があるなら、承認の記録が残る仕組みは有効です。逆に、月に何度も更新していても担当者が 1 人で決裁できるなら、CMS なしで足ります。頻度より、更新に関わる人の数と承認の有無を先に見てください。

Q. 途中から CMS を入れる、または外すことはできますか?

できますが、URL 設計を変えると移行コストが跳ね上がります。Google は移転時のリダイレクトを最低 1 年維持するよう案内しており、対応表の作成と検証が必要になります。将来 CMS を入れる可能性があるなら、最初から URL 構造をシンプルに保ち、画像の保管場所を 1 か所に集約しておいてください。この 2 つを守っておくだけで、後からの移行はかなり楽になります。

まとめ — 「入れるか」ではなく「どの層を何で満たすか」

CMS が不要になったかどうかは、サイト単位では決まりません。CMS が担う仕事は入力画面・表示制御・公開配信・権限承認・資産管理の 5 層に分かれていて、生成 AI が引き取れたのはそのうち 1.5 層です。残りは CMS を外しても消えず、担う人が自社に移ります。

決めるべきは「CMS を入れるか、入れないか」ではありません。

5 層のどれを何で満たすかを、自社の更新体制から決めることです。

まずは第 3 章の 6 問に答えて、自社が [A] CMS なし / [B] 併用 / [C] フル CMS のどこにいるかを出してみてください。そのうえで第 6 章の 5 行を書き出せば、制作会社への相談の質が変わります。運用の実際については、次の 2 本も合わせてどうぞ。

サイトの構成をどう決めるか、リニューアルの要件をどう書くかで迷っている場合は、humbulls の Growth Partner サービス でご相談いただけます。

参考文献

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